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8.危ない自己資金0円! |
『自己資金0円』で購入可能!!
よく広告で見るキャッチです。
本当に自己資金0で家は買えるでしょうか?
結論は、買えます。
融資の受け方は2パターン。
1.本体ローン+諸費用ローン
2.バレたらマズい裏技
1.は普通に、対象本体価格と、諸費用を二本立てで借りるやり方。諸費用の方が平均2%金利が上乗せとなる。年収、勤続年数、返済比率に問題が無ければ、普通に借りる事が可能な諸費用ローンってヤツです。
何の問題もない正攻法です。
銀行ってとこは、購入対象本体に対しては、商品(ローン)を用意して優遇も考えますよってスタンス。別途必要となる諸費用分位は自己資金で用意してねって事。でも諸費用が無い場合も、ちょっと金利は高いけど貸しますよって自己資金0って弱みにつけ込みます。
諸費用ローンの場合、出来れば繰り上げ返済で諸費用分の高い金利の借入から返済しましょう!
しかし、正攻法で借りるマイノリティに対し、お客さんの中には、「諸費用が2%高いのはイヤだ。」「他に借入(車のオートローン)が有るから何とかしたい。」ってなマジョリティが多く、こんな話はよくあります。
こうなった場合、購入してくれるなら!って営業マンは頭を絞り色んな手を尽くして提案します。
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ココからは銀行関係者の方の閲覧はご遠慮下さい。
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<要は諸費用分をどうやって捻出するかってこと!!>
1.物件価格から値引き可能な場合。
定価で契約書を交わし、値引き分を諸費用に充てる。本当は10万円の手付金を、値引き分手付金を貰ったと契約書に記入する。自己資金が有ったという痕跡を残すため。(合意書とか覚書で、値引き後の価格が実際の契約価格ですなどと取り交わす。)
2.値引きが出来ない場合!(値引きだけでは足りない場合含)
本当は付けない色んなオプションを付けると称し、オプション見積書添付で本体価格に上乗せする。さらにオートローンやその他借入を完済しないとローンの承認が出ない場合、その分もオプションで上乗せしちゃう兵も!
最近は1.の場合領収書の写し(工作する場合があるので))ではなく、原本の提示や、オプション取り付け後の写真を提出して下さいって銀行も少なくない。親から自己資金や援助が出るなんて場合、通帳の写しを求められ、親から入金があったかを確認させろってのも。銀行側もちゃんと正攻法で借りて欲しいって意思表示が厳しくなって来ている。
こうして、めでたく契約時にお金の無いお客さんでも購入出来る訳です。お客さんの方も渡りに船で、家が買えて他の借入も住宅ローンに組み込めて無くなるって気分になる。
しかしコレ、実は立派な取り込み詐欺です。銀行側が訴えない限り事件にはなりませんが、発覚した場合、当然その会社は今後一切取引停止となります。新人営業マンが、銀行ローンの書類をファックスした中に合意書が入っててバレたっておバカな話がある。ですから営業マンは細心の注意を図ります。
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とまあ、購入して頂く為なら、営業マンはお客様の為と称して、あの手この手を施す訳です。このような手段に出なくて済むよう諸費用分はなんとか貯めたいものです。(〆方がギコチないか?)
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→『9.危ない住宅ローン選び』
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