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5.危ない会社! |
不動産経営には、様々なリスクが存在します。
賃貸経営メインより、売買をメインにしている会社、特に自社で仕入れ販売を行っている方がこのリスク常に付きまとい、経営者を悩ませます。
最近、記憶に新しい手付金詐欺の2社は建物の請負を業とする会社でした。
一般の方が、「この会社」大丈夫?」って思った時、どうやって調べたらいいか?
内部告発による新聞沙汰にでもならない限り、台所事情ってのは外に漏れない。
2チャンネル、e戸建って内部告発的サイトもありますが、元社員の恨み辛みも入っていますので参考程度にしかならない。(辛辣な内容はおそらく元社員のカキコミ!?)
自社ビル会社なら、法務局で土地・建物の謄本取ってみるっていうのも手。
乙区って欄に「差押」「仮差押」なんて文字が見えたらマズイ!
現場の工事がストップしているって所は、金策が旨くいっていなくて、発注先業者が工事をしないって状況。
危ない会社に在籍する社員ってのは、保身の為タイミングをみて去って行きますが、傲慢経営が理由で辞めて行く場合があるので、外からは判断が付きにくい。
他社の営業マンに聞いた場合、噂の域を越えない。
と、中々核心に届く情報収集は難しいモノですが、健全経営なら上記のような事は発生しないのも現実。
要は、金回り、自転車操業でも金が回れば倒れりゃしない。
たまに融資銀行からの貸し剥がしってのがあると・・・そんなの外からじゃなおさら分からない。私が昔居た不動産屋はコレで社長が行方不明、一週間しないうちに潰れました。
外的要因はこんなとこでしょうか?
営業マンが、手付金、中間金って引き渡しまでにやたら、お金を要求してきたりやたら引き渡しを早くしてくれってトークが要所要所に入っていたら、「あー、金回りが厳しいんだな!」、「大丈夫?」って思って正解です。
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余談ですが、契約には『引渡し前の滅失毀損』って条項が付きます。
『引渡し前に、天災地変その他、売主・買主のいずれの責めにも帰すことのできない事由により物件が滅失したときは、買主は、この契約を解除することができる。物件が毀損したときは、売主は、本物件を修復して買主に引渡すものとする。 この場合、売主の誠実な修復行為によって引渡しが、標記の期日を超えても、買主は、売主に対し、その引渡し延期について異議を述べることはできない。』
ってね。
地割れが起きて、誰の責めに帰すことが出来ないから手付金返してって、言いたい会社が何かあった場合。
手付金が、10万円、引き渡しは1カ月後って契約で何か起きても実損10万円。(ま、いい勉強になったで我慢の範囲)
手付金300万円、中間金300万円、引き渡し4カ月後って内容で、下記の保険にも入ってない会社が倒れたら600万円はほぼ戻ってくる可能性は0。計画倒産なんかされたら、いい勉強になったでは済まされない。人生が狂います。
ポイントは、情報収集の取捨選択。嘘に惑わされれ続ければ家は買えないが、このご時世何が起こるか判らない。注文住宅、建築条件付き売り地と、契約から4カ月程掛るのは、このご時世正直怖いです。個人的意見で言うと、完成物件、または引き渡しまで一カ月って物件を手付金10万円で購入するのがリスクヘッジとなる気がします。
住宅瑕疵担保責任保険っていう、売主になんか有った場合の保険に入ってる業者が殆どで、建てかけの住宅を完成まで面倒みてくれるって保証はありますが、買主の精神的ダメージと時間のロスは免れません。
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同業各位
2011.3.11以降、不動産会社 関連会社多大な被害を受けているのも事実で、多くは2〜3ヶ月間閑古鳥って中、歯を食いしばって頑張っています。力尽きる所も有ると思いますが、なんとか乗り切ろうと必死です。銀行の貸し剥がしが無ければ、そう簡単に会社は潰れません。お客さんもようやく動き出しました。みなさん頑張って乗り切りましょう。
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→『6.危ない営業マン!』
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